はじめに:なぜMX ERGO Sを選んだのか
これまで私は、ごく一般的なスクロール式マウスを使っていました。
長時間の作業を続けると手首に疲労が溜まり、オフィスやカフェなど狭い作業環境ではマウスを大きく動かせないこともしばしば。
そうした不便を解消したいと考えて選んだのが、Logicoolのトラックボールマウス「MX ERGO S」です。
手首の負担を減らし、狭いスペースでも快適に使えるという点が最大の決め手でした。
製品概要
MX ERGO Sは、Logicoolが展開する高性能トラックボールマウスの最新モデルです。
- 接続方式:Bluetooth / USBレシーバー(Logi Bolt対応)
- バッテリー:充電式(USB-C、最長4か月使用可能)
- 傾斜角度:0° / 20° の切り替え
- 重量:約164g
- 主な進化点:静音クリック、USB-C対応、デュアルペアリング
旧モデル(MX ERGO)はmicroUSB充電でしたが、SではUSB-C化され利便性が大幅に向上。
また、M575と比べると高級感のあるデザインやボタンカスタマイズ性の高さが特徴です。
使用感レビュー
- 操作性
マウス本体を動かさず、親指でボールを転がすだけでカーソルを操作可能。
カフェの小さなテーブルや書類でいっぱいのオフィス机でも快適に作業できるようになりました。 - 静音性
ホイールやクリック音が非常に静かで、カフェや家族が寝ている時間帯でも気兼ねなく使えます。
従来マウスの「カチカチ音」がなくなり、集中力も途切れにくくなりました。 - マルチデバイス切り替え
ボタン1つでPCを簡単に切り替えられるのは想像以上に便利。
仕事用とプライベート用のPCを行き来する際、ケーブルを抜き差しする必要がなくなりました。 - 慣れ
使い始めはカーソル操作に違和感がありましたが、1週間程度で自然に指が動くように。
現在では通常のマウスには戻れないほど快適です。
他モデルとの比較
- M575との比較
M575は電池式で軽量・価格も安いが、ボタンカスタマイズ性が少ない。
一方、MX ERGO Sは充電式・角度調整可・静音仕様で上位モデルにふさわしい作り。 - 旧MX ERGOとの比較
旧モデルはmicroUSB充電だったのに対し、SはUSB-C対応。
クリック音も改善され、より静音化されています。
メリットまとめ
- 手首・肩への負担軽減
- 狭いデスクや外出先でも快適
- 静音性が高く周囲に迷惑をかけない
- ボタン1つでデバイス切り替え
- 傾斜調整機構で握りやすさを調整可能
- 複数のショートカットをボタンに割り当て可能
- コピー:
Ctrl + C
- ペースト:
Ctrl + V
- スクリーンショット:
Windows + Shift + S
デメリット・注意点
- 慣れるまでに1週間程度は必要
- ボールやセンサーの定期清掃が必須
- オンボードメモリ非搭載のため、PCごとにドライバを入れて設定し直す必要がある
- 本体サイズが大きく、持ち運びには工夫が必要
合わせて購入を検討したい関連製品
- ケース
満員電車で前のマウスが圧迫されて壊れた経験からも必須。
ホイールやセンサー部を守るため、専用ケースを使うと安心です。 - マウスパッド/デスクマット
必須ではないが、机によっては少し滑るためあった方が安定します。 - 清掃キット
ボールやセンサーの汚れを落とすため、定期メンテにあると便利です。
こんな人におすすめ
- 手首や肩こりに悩んでいるデスクワーカー
- 狭いスペースでPC作業をすることが多い人
- 複数PCを切り替えて使う人
- 静かな環境で作業をしたい人
使いこなしのコツ
- Logi Options+でボタンカスタマイズ(例:コピペ・スクショなど)
- DPIを作業に合わせて切り替える(精密作業/ブラウジングなど)
- 定期的な清掃で精度と操作感を保つ
総評・まとめ
MX ERGO Sを使ってみての満足度は 9/10。
唯一の不満点はオンボードメモリがないため、PCごとにドライバをインストールして設定をやり直す必要があることです。
それを差し引いても、手首の負担軽減や省スペースでの快適さ、静音性やショートカット割り当ての効率化など、作業環境を大きく改善してくれる一台だと感じました。
「もう普通のマウスには戻れない」と思わせてくれる、完成度の高いトラックボールマウスです。
▶ Amazon商品ページ

コメント