はじめに
アクセンチュアは「総合コンサル」の代表格ですが、応募前に整理すべき論点は決まっています。
①未経験→コンサル挑戦
②IT・SIer→コンサル転職
③第二新卒
の読者向けに、中途採用の攻略を軸にまとめます。
企業概要:アクセンチュアとは

アクセンチュア日本法人(アクセンチュア株式会社)は、従業員数が約28,000人(2025年9月1日時点)の大規模組織です。
サービス提供は、公式に次の5領域として整理されています。
- ストラテジー & コンサルティング
- テクノロジー
- オペレーションズ
- インダストリーX
- ソング
転職目線での重要ポイントは1つです。
「提案だけで終わらず、実装・運用まで持つ案件が多い(=実行比重が高い)」という前提で、職務経歴書と面接の作り方が変わります。
年収・待遇
年収(OpenWork集計)
OpenWorkの集計では、正社員クチコミ(年収データ)をもとにした平均年収が868万円と表示されています(正社員3475人の集計)。
職位別(制度面は公式、年収は推定)
| レンジ帯 | 投稿傾向 |
|---|---|
| 500万円台 | 若手層・ジュニアポジション |
| 700〜900万円台 | 中堅層中心 |
| 1,000万円超 | マネジャー層以上が多い |
| 1,500万円超 | シニア層投稿に見られる |
福利厚生・制度
「福利厚生は外資だと薄い」という先入観が出やすいですが、アクセンチュアは制度を公式ページで公開しています。
- 確定拠出年金:会社が基本給の5%を毎月拠出(上限超過分は前払い退職金として支給、希望により前払い退職金で受領も可能)。
- 従業員株式購入プラン(ESPP):制度として案内あり。
- 手当:時間外勤務手当、深夜勤務手当、出張手当、住宅手当、交通費支給等が案内されています。
福利厚生の最後の項目の、「残業代が出る」という点が他コンサルファームとは違う一番の点だと思います。
そのため、残業時間の多いプロジェクトに配属されれば、Big4の年収は軽く超えます。
その代わり、ホワイトなプロジェクトだと基本給のみになるので給料がそこまで増えないという懸念もあります。
残業代が出ない場合でも、Sierと比べると大幅な給与上昇が見込めるのでその点は問題ないかと思います。
働き方:フル出社の実態

アクセンチュアは、2025年6月から「週5出社が義務化」されたという話はご存じの方もおおいのではないでしょうか。
子供がいるので在宅をしたいかたや、満員電車に乗りたくないからリモートがいいという方はいらっしゃるかと思うので、このあたりの実態についてまとめます。
結論から言うと、多くのプロジェクトでは「フル出社」が義務付けられているようです。
ただ実態としては、社員分の座席数がオフィスにないであったり上長がリモートで働きたいという場合にはリモートも存在するようです。
私の知人も何名か在籍していますが、
出社の圧はあるものの週5強制というのは実態として現実味がなく、プロジェクトによりけりですがリモートもあるとのことです。
入社祝い金の実態
アクセンチュアですが、入社祝い金が「200万~600万」という驚愕の内容です。
役職によらず、コンサル職位でも貰えることも確認されています。
知人に聞いた噂程度てすが、フル出社によって退職者がかなり出たとのことで
その補填に採用に積極的だと聞きました。
アクセンチュアに入るのであれば、下記の「Myvison」というエージェントがおすすめです。
ハイクラスの転職実績がNo.1で履歴書の添削から、企業の個別面接対策や傾向などを全面的に指導してくれます。
私も利用経験がありますが、担当者が元Big4の方だったので内部事情等いろいろ聞けました。
(エージェントの担当者は元コンサルの方が多いようです。)
▼筆者おすすめエージェント(詳細は下記HPで確認ください!)
他社との違い(Big4/SIer比較の“使える”要点)
Big4と比べて見られやすい差
- 実装比重が高い:提案より「実行・成果」を語れると強い
- テクノロジー人材の層が厚い:ITバックグラウンドが武器になりやすい
- 大規模案件が多い:体制運営・品質・リスクの話が刺さりやすい
SIer出身がハマりやすい落とし穴
- 技術詳細の説明に寄りすぎて、経営インパクト(売上/コスト/リスク/スピードに翻訳できない
- 「自分がやった」ではなく、なぜその打ち手が妥当か(他案比較/意思決定)を語れない
▶ ここを直すだけで通過率が変わります。
選考フロー(中途:公式に確認できる範囲)
公式FAQでは、経験者採用は書類選考+複数回の面接で、ポジションによってWebテストを実施すると明記されています。
また、複数ポジションの同時併願は不可で、第一希望に応募するよう案内があります。
面接内容(頻出の型:断定せず“準備すべき型”として提示)
アクセンチュアに限らず総合コンサルの中途面接は、要素を分解すると次の3つです。
- ビヘイビア(経験深掘り)
- ケース(思考力・構造化)
- 志望動機(なぜここで、何をやるか)
1)ビヘイビア面接:これが話せないと落ちる
職務経歴は「成果」ではなく、次の順で準備してください。
- 課題:何が詰まっていたか(定量/定性)
- 打ち手:選択肢は何があり、なぜその案にしたか
- 推進:誰をどう巻き込み、どこで揉め、どう解いたか
- 結果:数字+再現性(次も同じやり方で出せるか)
ありがちな失点
- 事実列挙だけで「意思決定の理由」がない
- 失敗談が“学び”で終わり、次の改善行動がない
- チーム成果を語って、自分の役割が不明確
2)ケース面接:練習は「型」だけで足ります
ケースは奇問よりも、市場規模推定(フェルミ)/売上改善/新規事業のようなオーソドックス系が多いと解説されています(職種により異なる前提)。
最低限の型(これだけで十分)
- 目的の定義(何を最大化/最小化するか)
- 分解(売上=客数×単価、など)
- 仮説→優先順位→検証方法
- 打ち手(インパクト×実行難度で並べる)
3)志望動機:通る人は「部署×やること」まで落とす
通らない志望動機は、だいたい抽象です。
「総合力がある」「成長できる」は全社に当てはまるため差がつきません。
通すには、以下の形にしてください。
- なぜコンサル(役割)なのか
- なぜアクセンチュア(強み)なのか
- 入社後に何をやるか(領域/職種/顧客課題)
- それを自分の経験でどう再現するか
対策と学び(未経験/IT経験者/第二新卒)
未経験→コンサル
- 「業界知識」より、構造化と推進の再現性を見せる
- 業務改善・企画・PM経験は、コンサルの仕事に翻訳できる
- ケースは「解答」よりも、分解→仮説→検証の型を固定する
IT・SIer→コンサル
- 技術を語る前に、経営指標に翻訳する(コスト/リードタイム/品質/リスク)
- 役割は「作業者」ではなく、意思決定者の補佐/推進者として語る
- “顧客の意思決定”を動かしたエピソードを用意する
第二新卒
- 経験の量より、伸び方(学習→適用→改善)を具体で示す
- 「任された範囲」ではなく、自分で広げた範囲を語る
- 逆質問で“解像度の高さ”を見せる(下に例)
逆質問(コピペで使える例)
- このポジションで、入社後90日で期待されるアウトプットは何ですか
- 直近で成果が出た案件の共通点(勝ち筋)は何ですか
- このチームで評価される行動と、評価されにくい行動を教えてください
- (IT出身向け)上流から実装までの中で、最もボトルネックになりやすい工程はどこですか
- (未経験向け)キャッチアップが早い人が共通してやっている習慣は何ですか
まとめ
- アクセンチュアは、公式に5領域でサービスを提供する総合ファームで、日本法人は約28,000人規模。
- 中途選考は公式に書類+複数回面接、ポジションによりWebテスト、同時併願不可が明記。
- 制度面では、確定拠出年金(会社拠出5%)等が公式に開示。
- 働き方では、「フル出社」が強制されているが、実態としては普及度は5割程度。
最後に。
この会社の面接で一番差がつくのは、「経験を構造化して再現性を語れるか」です。ここだけは、準備量がそのまま結果になります。


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