新卒で選んだのは「安定」と「技術力」に惹かれたから
僕が新卒で入社したのは、いわゆる大手のIT企業でした。
社会インフラを支えるシステムを扱っていて、「影で支える仕事」にやりがいを感じると思っていたし、ネームバリューや安定性、技術の蓄積にも惹かれたのを覚えています。
実際、入社当初は大規模プロジェクトの一員として業務に関われることにワクワクしていました。将来的には自分も上流工程に携わり、チームを動かせるようになりたいと思っていました。
実際の仕事と感じたギャップ
配属後は、要件定義からテスト工程まで一通り関わることができましたが、実際の業務の大部分はコーディングやテストなどの下流工程。とくにテスト作業が多く、毎日同じような確認作業の繰り返しで、次第にモチベーションが下がっていきました。
それでも、自分の成長のために社内の勉強会に参加したり、上司に新しい領域への挑戦を申し出たり、異動希望も出してみたりと行動はしていました。でも、現実はなかなか動かない。「若手が部署をまたいでキャリアを作っていく」というのは、理屈としては正しくても、実際にはそう簡単な話ではありませんでした。

転職を意識したきっかけ
とはいえ、入社2年目という早い段階で転職を考えるのは正直怖さもありました。「まだ何もやりきってないのでは?」という気持ちもありましたし、「履歴書的に早すぎるかも」と不安にもなりました。
でも、そんなとき、同期で「自分のやりたいことに向かって動いた」人たちの存在が、自分の背中を押してくれました。中にはすでにベンチャーや外資企業に転職して、裁量をもって活躍している友人もいました。楽しそうに新しいチャレンジを語る姿に、「このまま同じ場所に居続けていて、自分は納得できるのか?」と自問するようになりました。
もちろん、周囲には「もう少し続けてみたら?」という声もありました。でも最終的には、「自分の人生を決めるのは、自分しかいない」と思ったんです。20代の今だからこそ、思い切って動ける。そのチャンスを逃したくないと思いました。
若いうちだからこそ、キャリアの選択肢を広げられる
僕が転職を決意した最大の理由は、「このままここにいても、今以上の成長は見込めない」と感じたからです。
そして次に目指したのがコンサルタントでした。クライアントの課題に深く入り込み、提案から実行まで主導できる環境は、自分が本当にやりたかった「課題解決の仕事」に近いと感じたからです。
また、20代の若いうちに転職をすることで、企業側から“ポテンシャル採用”として見てもらえるチャンスがあるとも考えました。
年齢が上がると即戦力を求められる傾向が強まる中で、未経験からコンサルに挑戦するなら、今しかない。
裁量を持てる環境で、自分の成長にフルベットできる場所に早く飛び込みたい。
そして正直に言えば、成果を出した分だけしっかり評価される=給与面での上昇も狙える、そんな世界に飛び込んでみたいという気持ちもありました。

正直、焦りもありました…
次回:どうやって転職を進めたのか?
こうして僕は、2年目で初めての転職に踏み切りました。
次回は、実際にどうやって転職活動を進めたのか。何を考え、どんなふうに動いたのか、リアルな経験をお伝えしていきます。
💡続きはこちらの記事にまとめました
第二新卒の転職、どう進める?僕が4月入社を目指してやったこと
コメント